突然ですが、皆さん普段はどのようなライフスタイルで過ごされていますか?朝は朝マックに行ってから職場に出勤する都会のサラリーマンや、一日の仕事や働く場所によって、過ごし方は変わってくると思います。
普段何気なく一日を過ごしている私たちですが、一日の生活に気を払っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
普段の生活をほんの少しプラスにするためのヒントを今回はご紹介します。
農的な暮らし、難しそう??
最近注目が集まっているライフスタイルの一つである「農的な暮らし」。半農半Xなど新しいライフスタイルとして知られつつあります。
言葉は知っているけど具体的にどのような暮らし方を指すのでしょうか。「農」という言葉が入っていることから、「田舎で農業中心の生活をすることなの?」と思われる方もいるかもしれません。
明確な定義はないものの、農的な暮らしとは自然や身近な人とのつながりを忘れない生き方をすることとして知られています。
自然や身近な人との大切にしていくためにはどのような生活を送ると良いのでしょうか。そのヒントを3つご紹介します。
その1:所有から共有へ
最近耳にするワードである「シェアリングエコノミー」。個人が所有する資産やスキルを貸し出して多くの人と共有していく経済活動として注目を浴びています。代表的な例としてはAirbnb(エアビー)などの民宿サービスやタイムズなどの車のシェアリングなどがありますよね。パーマカルチャーにおいても「余剰物の共有(Fare Share)」という概念があります。これは、他人や他の生き物から奪い続けるのではなく、お互いに与え合うという考え方です。お互いが必要なものを必要なぶんだけ与え合うことが、持続可能な暮らしに結びつくと唱えられています。
使い終わったものを貸したり譲り合いをしたり、自分の得意なスキルを家族や友人等身近な人に教えることも共有になります。
その2:自分と周りのつながりを少し意識してみる
現代社会、特に都会で過ごされている方々は一日があっという間に終わってしまったと感じてしまう日も少なくないでしょう。特に平日は仕事が中心の生活になってしまい自分自身のことで精いっぱいになってしまうと思います。そのようなときには、一度落ち着いて身の周りの環境を意識してみると良いでしょう。
例えば、毎日の食事について。食事に欠かせない食材をつくっている農家さんや漁師さんなどの生産者を始め、加工、販売など多くの人々が携わっています。他にも普段私たちが来ている服や、住んでいる家、呼吸で吸い込む空気や飲み水など多くの人や自然に支えられていることに気づくでしょう。
広い視点を持って、小さなアクションを起こすこと。
今一度、立ち止まって身の回りの人や自然とのつながりを意識してみると、今生きていることに感謝の気持ちが湧いてくるかもしれません。
その3:身近な人の尊重
普段の生活の中で意外と忘れがちなのが、自分以外の人への接し方。家族や友人、仕事仲間など生活をしていく上で色々な人とかかわりを持つことになります。そして、十人十色ということわざがある通り、誰一人として自分と同じ人間はいません。
「この人自分と考え方違うなぁ」「あの人とはなんか価値観が合わないんだよな」
こう思うことも多々あるでしょう。そういった時に、どうしても心の中で見下してしまったり、レッテルを張ってその人のことを決めつけてしまったりすることもあるかもしれません。
そういったときには、相手の目線に立ってコミュニケーションをとると良いです。相手の価値観や事情を考慮したうえで自分の考えを正直に伝えることが、身近な人を尊重するための第一歩です。例えば「私は○○と考えているのだけど、あなたはどう考える?」といった具合です。
このような対人コミュニケーションはアサーティブコミュニケーションと呼ばれており、良好な人間関係を実現することができるようになります。
身近な人のみならず、自分の子供や孫、さらにその先の世代のことを考えた行動をすることができればさらに良いでしょう。
便利な暮らし農的な暮らしのはざまで
現代社会の暮らしは確かに便利で快適な暮らしができます。筆者も毎日パソコンやスマホ使って作業したり、バスや地下鉄を使って移動して外食をしたりします。便利で快適な暮らしを享受しているからこそ、農的な暮らしの考え方を少しでも自分の生活に落とし込んでいく必要があると私は考えています。
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